バングラデシュで先進的な障害者支援を行うNGOである「Center for Disability in Development(CDD)」を訪問しました。1996年に設立されたCDDは、障害者を社会の一員として受け入れるような社会づくりを推進しており、150団体に及ぶNGOや、政府を始めとした諸団体に障害者と共に生きる方法をトレーニングしています。その功績が評価され、2010年にはアジアのノーベル賞と言われる[マグサイサイ賞]を受賞。
今回は代表のノーマン・カーンさん、ディレクターのナズムール・バリさんとお会いし、CDDの活動について丁寧な説明をして頂きました。CDDは、収入の6割から7割を寄付や助成金に頼っているため、事業収入によるサステナブルな運営にシフトすることを真剣に検討しているとのこと。
既存事業の付加価値向上や日本の民間企業との協働についても話し合いました。障害者用のものづくり、あるいは障害者によるものづくりの点で、日本企業や技術者との連携を模索したいと考えています。