株式会社 Cocoro

JPNENG

トップ  >  活動報告  >  日本の技術で農村地域に電気を!日本人技術者の取組み

REPORT    2014/06/24

日本の技術で農村地域に電気を!日本人技術者の取組み

10452985_721498697888213_7507073847232560593_o

中央がバングラデシュでバイオガス発電に取り組む鈴木孝義さん

バングラデシュの起業家とイノベーションの展示会、「Entrepreneurship and Inovation Expo」が開催され、参加して参りました。展示会はバングラデシュ商工会議所の主催で行なわれ、アイディアを持った起業家と起業家を支援する銀行が参加し、起業家のイノベーションを促進することを狙いとしています。

その展示会の中で、バングラデシュでバイオガス発電に取り組む日本人、鈴木孝義さんと出会うことができました。鈴木さんは、トヨタ関連会社でガスタービン発電システムの技術者として働いた後、現在、DIU(Daffodil Internationa University)の客員教授をなさっており、同大学でバイオマスガス発電による農村への電力供給の研究をされています。

鈴木さんの取り組んでおられるのは、家畜の糞尿の処理によって生まれるバイオガスを使って、農村に電力供給を試みるプロジェクトです。この電気で、ポンプや照明など、無電化地域の電力供給を行います。生活における生産から循環システムとして組み込むことを目指しています。特に、最適なガスタービンとそれを制御するソフトの開発を中心になさっているとのこと。

10442458_721498894554860_461657586914472458_n鈴木さんは、バングラデシュの独立戦争時に、日本からバングラデシュを支援した功績で、独立40周年の2年前にバングラデシュ政府より最高の名誉賞(Freinds of Liberation War Honour)を受賞されました。その際、現地の深刻な電力不足を知り、ガス発電による発電で貢献できないかと考え、自費で取り組んでいるそうです。

会社を退職されてもなお、高い志をもちながら、こういった活動に取り組まれている日本人にお会いでき、私たちも大きな刺激を受けました。

10403053_721498807888202_1751341346005969048_n

活動報告一覧へ戻る