本プログラムの最終日は、世界最大のNGOであるBRACの教育部門と、教育を中心とした多様な社会開発プロジェクトに学生を参加させるプログラムを展開するOne Degree Initiative Foundationを訪問し、教育ビジネスの戦略に関するテーマを中心に意見交換を行いました。
BRACでは、中高等教育における数学教育を専門に教材づくりをしている部門のお二人にお会いし、現在の活動の状況などを伺いました。ITを活用した学習支援教材を作り、全国2万5000校にあるパソコン教室でこの教材が使えるようにしているとのこと。参加者が持参した日本の教材を見せて、バングラデシュでの教育ビジネスの可能性について議論を行いました。
One Degreeでは、代表のDiyaさんに活動の内容を説明して頂き、バングラデシュで教育ビジネスを展開する上での様々な戦略論を、教師や保護者などユーザ側からの視点で分かりやすく解説して頂きました。多様で多彩な現場経験を持つDiyaさんならではの視点で語られるニーズやリスクに関するコメントは、とても説得力があり、大変参考になりました。
本プログラムを通して改めてバングラデシュにおける教育ビジネスの可能性を認識することができました。本プログラムの参加者、訪問先の皆様に心から感謝申し上げます。