バングラデシュにおける代替エネルギー産業の最新情報を知るべく、インフラ開発公社(IDCOL)の主催するGreen Energy Expo 2014の展示会に行きました。
昨年も本展示会を視察していますが、今年は「急速に進化している!」という印象を強く受けました。 今回の展示会で特徴的だったのは、従来は家庭用の小型ソーラーシステムがメインであったのに対し、比較的大型の装置が主力になっていたことです。
例えば、ソーラー発電と灌漑用のポンプと組み合わせたシステムが多く、欧米のメーカーの機器やポンプも展示されていました。 現在、農村などの無電化地域を対象に小型の家庭用太陽光発電システムが300万の家庭に設置されています。政府は次の3年間でこれを倍増する計画でいますが、各メーカーやシステム開発会社は既に次世代の市場を見据えているようです。
特にLED電球の現地製造会社の台頭が目立ち、これから広がる市場の覇を競っている様子でした。バングラデシュ国内で製造されているLED電球は5ワットクラスが350タカ(約500円)前後で販売されており、価格が格段に落ちてきているため、農村も含め、これからの早い普及が予想されます。