株式会社 Cocoro

JPNENG

トップ  >  活動報告  >  バングラデシュにおける中小企業ファイナンス

REPORT    2014/11/21

バングラデシュにおける中小企業ファイナンス

10676237_796875603683855_6456898371867600237_n

中小企業基金のマスーンさんに最新の中小企業基金の活動や中小企業ファイナンスの動向についてお話を伺いました。

バングラデシュでは中小企業の資金調達が課題となっており、産業政策においても重点課題とされています。中小企業基金では現在、より低金利での中小企業向けファイナンスを提供するため国際援助機関からのファンドレイジングを積極的に行っているそうです。来年には中小企業基金のプログラムを拡大していくとのことでした。現在も優先分野とされている女性企業家については、女性による事業を奨励するキャンペーンを予定しているとのことです。 また、国民の約90%がイスラム教徒であるバングラデシュではイスラム金融(イスラム法(シャリア)に則った金融取引)を行う銀行が多く存在します。

中小企業ファイナンスにおいても、イスラム銀行であるIslami Bank Bangladesh Limitedが2013年の中小企業融資で最大のシェアを占めていることや、イスラム金融では利子が禁止されており、融資はパートナーシップ契約の形態をとるなどの特徴を持っていることなどをご説明いただきました。

日本企業がバングラデシュに事業進出する際や、現地企業との連携を行う際にも、イスラム金融を利用して資金調達に役立てることができるか今後も検討していきたいと思います。

活動報告一覧へ戻る