JICAバングラデシュ事務所で運輸セクターに関わる平松さんにダッカの都市交通に関するお話を伺いしました。
世界で最も人口密度の高いダッカは、類を見ない規模と複雑さを抱えながら、まさに沸騰するようなダイナミックな変化を遂げようとしています。平松さんのご説明でパズルを何層にも積み重ねたような課題に向き合いながら、ダッカの都市交通セクターにJICAの方々が取り組んでいる様子が良く分かりました。
「このままの状態では都市の生活は成り立たなくなる。そのために郊外を生活圏として繋げられるよう道路や鉄道を整備し、人口の密集を改善していく。」平松さんからは都市交通計画を立てていくことの重要性について話がありました。ダッカにおける人々の移動がスムーズになるよう、JICAはMRT(都市高速鉄道)整備、都市交通計画策定支援等をおこなっています。
ダッカだけではなく、バングラデシュ全体での物流の課題や橋梁・道路建設、地方から都市への人の移動など、多岐にわたるお話を伺い、5年、10年後を見据えた取り組みの中で街や人の暮らしが変化していく醍醐味とロマンを感じました。わくわくするようなお話を聞かせて頂きありがとうございました。