バングラデシュの軍隊がエコ化に取り組んでいると聞き、調査に参りました! 軍隊の宿営地(Cantoment)と聞いて、恐る恐る入ったのですが、軍人が直立不動で待っておられて緊張。それでも「最初に見て頂きたいのは牛糞を使ったバイオガスの施設です。処理後の糞はミミズと混ぜて肥料にします。」と笑顔で説明して下さったので、少し肩の力を抜いて視察することができました。
宿営地は広く、多くの軍関係者が居住しており、住宅に加え、学校や公園などの施設の他、田んぼや畑も中にあり、畜産や養殖が行われて、人が住む生活環境が出来上がっています。ここでは、自然と調和し、環境に優しく、循環型のエコシステムを作るプロジェクトが進められており、訪問した宿営地は小規模モデルでしたが、郊外の大きな宿営地では大規模にプロジェクトが行われているとのことでした。
「全ての池という池で魚の養殖をしています」という彼らは、宿舎の屋上も利用して果物を育てる徹底で”農業分野での賞を受賞”されています。近隣の農民に対しても、技術指導を行っているとのこと。『軍隊+ECO』という組み合わせは意外でしたが、国土と国民を守る姿勢で一貫しているのだと理解しました。こうした素晴らしい取り組みが続きますように!