今、バングラデシュにおいて再生エネルギー分野の次世代の取り組みが始まっています。その事例のひとつがウポジラ(=日本で言えば“郡”)の全ての灌漑設備(=川や地下水から田畑に水を引く設備)をソーラー発電で稼働させるグリーン・ウポジラ・プロジェクトです! バングラデシュ北西部にあるランプール県に8時間以上かけて訪問しました。灌漑用のポンプは現在ディーゼル・エンジンを使って稼働していますが、燃料費が高いのが大きな負担となっていました。
本プロジェクトは、1つのウポジラにある3000以上のディーゼルポンプ全てを、600基のソーラー発電ポンプに置き換えようとするもので、燃料費を削減し、農民の負担を軽減すると共に、無電化地域を電化し、環境にもやさしい農業を推進することを目指しています。 現在、既に60のソーラー発電ポンプが稼働しており、2015年中には500基にまで増やす計画です。既に政府からの助成金やファイナンスもついており、ここでのプロジェクトが成功すれば【グリーン・ウポジラ・プロジェクト!】が、バングラデシュに全国展開していくそうです。